個店のカイゼン

2009年6月29日 (月)

スタンプラリー

夏休みになると、JRの駅では、
ポケモンスタンプラリーが行われています。
電車が着いて、子供連れのお母さん方が、どっと降りてくる光景を見ると、
ポケモン人気の根強さを、感じると同時に、
スタンプを集めるプロセスの楽しさと
達成感と、提供されるプレゼントなど
様々な魅力が詰まっているのが人気なのでしょう。
恒例になっているようですが、今年も行われるのでしょうか。

商店街や中心市街地などでも、
イベントとしてスタンプラリーが行われていますが、
最近、一定の地域内に立地する個性的な店舗が、
いわばチームを組んで、
店舗のPRと地域の活性化に取り組もうとするケースを見掛けます。

6月半ばには、神楽坂で、パスポートを片手に店舗を巡り、
各店舗で配布されるシールを集めるイベントが行われていました。
7月には、吉祥寺で、カフェや雑貨店などを巡ってスタンプを集めると、
抽選でプレゼントが当るスタンプラリーが行われるようです。

商店街という組織を超えて、
こだわりの個店がチームを組んで、積極的に情報発信し、
顧客を個店に誘導する仕組みとして、
スタンプラリーは、大いに活用すべき企画ではないでしょうか。

                                                                                           〈T.Kawa〉

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2009年4月23日 (木)

朝市

   先週の日曜日、洋菓子&フランス料理レストランが、
自店の駐車場を使って開催されている恒例の朝市に行ってきました。
少しのんびりしてから出掛けたところ、すでに行列ができていて、
テレビの取材も入って、大賑わいでした。
 グルメ朝市と銘打っていて、
人気のオムレツなど本格的なグルメが手頃な料金で味わえ、
モノを販売する朝市とは一味違った雰囲気ですが、
お付き合いのある企業の協賛出店もあって、
毎回大変な盛り上がりのようです。
 商店街などで朝市を行っているところも数多くありますが、
長く続けることはなかなか大変な努力が必要なので、
マンネリ化し、尻すぼみになって止めてしまうところも多いようです。
 朝市は、商いの原点と言えるものですし、
来店客とのコミュニケーションを楽しんだり、
商品に対する生活者の要望を把握したり、
売り切る力を養うにも極めて有効な場です。
 大掛かりなものでなくとも、
やる気のある個店を集めてチームをつくり、
駐車場などを活用して朝市を開いてみたらどうでしょうか。
 並べた商品を売り切ってみる。
売り切るためには何が必要かを考える。
試作品を出してみて来店客の意見を聞いてみる。
 朝市は、
個店のカイゼンにとって何が必要かを教えてくれる
重要な場になるのではと思います。

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2009年2月28日 (土)

少量・小分け・量り売り

高齢者へどう対応するか、
今の時代、個店にとって特に重要な課題です。
よく言われる店舗のバリアフリー化にも
当然対応が必要となるでしょう。

まずは、個店にとっては、
顧客一人一人に対応した、
きめ細かい対応を行うということが重要です。
食材などで言えば、
顧客に対応した数量やボリュームで提供することです。
夫婦2人や単身など少人数の高齢者のお宅では、
スーパーなどのパックされたものでは、
ボリュームがあり過ぎて残してしまいがちです。

少量・小分け・量り売り

顧客の要望に合わせて、適切な数や量を提供します。
そうすれば、
顧客は、同じ金額で様々な惣菜などを楽しむことができ、
個店にとってみれば、来店頻度が高まることになります。。
そして、
肝心なポイントは、顧客の要望を聞き取るということで、
顧客とのコミュニケーションが始まるということです。
個店にとってはコミュニケーションがすべて。
少量・小分け・量り売りが、そのきっかけです。
食品・食材に限らず、様々な商品・製品を
少量・小分けしてみる。
そこから新しい顧客サービスが生まれると思います。

                                                                         〈T.Kawa〉

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2009年1月26日 (月)

繁盛店の店主は掃除が好き!?

統計を取ってみたわけではありませんが、
繁盛店と言われている店では、
朝、必ずと言って良いほど、店主の方が掃除をしておられますし、
空いた時間をみては、こまめに掃除をされている姿を見かけます。
掃除が好きかどうかと言うよりは、
掃除をすることが当然と考えておられるのだと思います。

食品店や飲食店に限らず、すべての個店にとって、
清潔さが重要であることは言うまでもありません。
掃除をしている動きが個店に活気を与えますし、
店主の方が店頭の掃除をされていれば、
通りがかった顧客の方と挨拶を交わす機会も増え、
顧客とのコミュニケーションづくりにもつながります。

厳しい状況の中で、
行き詰ってしまって、どうすれば良いか分からないときには、
とりあえず、店舗の掃除をされたらどうでしょう。
私も、行き詰ると家の掃除をするようにしています。
掃除をすることで気分転換できますし、
掃除をしているうちに、
次に何をすべきか、はっと気がつくことがあります。
掃除には思いがけない力が秘められています。

                                                                               〈T.Kawa〉

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2009年1月23日 (金)

プライベート・マップ

ここ数年人気があることの一つに「まち歩き」があります。
都内では、例えば、谷中や神楽坂などでは、
特に中高年の女性グループのまち歩きが目につきます。
街なか観光は、すなわちまち歩きだと言っても良いでしょうが、
来訪者を増やすことに寄与していると同時に、
同じ地域の住民の方が、商店街や個店を見直すきっかけにもなっています。

「まち歩き」を促すためには、
まち歩きが楽しめる様々なルートを載せたマップを
用意しておくことが必須要件です。
市町村全体やエリアごとの比較的広い範囲のマップは、
行政や観光協会などで作られているのでしょうが、
個店でも、来店客や来訪者に手渡す
極めてプライベートなマップをつくったらどうでしょうか。

自店を中心として、
地域の様々な資源、すなわち、
めずらしいもの、気分の良い場所、いわれのある場所、
ものづくりなどの体験ができる場所、花や樹木、
立ち寄ってみたい店など、
1時間程度で歩けるルートを描いた手づくりのマップを用意します。

まち歩きをスタートする時に、
自店の商品を詰め合わせた「まち歩きセット」を販売することや、
帰り道に立ち寄って、一休みしてもらうことができれば、
ちょっとしたお土産物を買って頂く機会が増えるのではと思います。

                                                                                         〈T.KawaPhoto

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2009年1月18日 (日)

個店は見た目が9割(以上?)

数年前でしたか、「人は見た目が・・・」という本がありました。
その人を本当に理解するためには、
十分なコミュニケーションが必要なはずですが、
とかく、人は見た目の印象だけで判断してしまいがちです。

個店の場合、
店の前を通った人がその店に入るか否かは、
おそらく、一瞬の間に決めているのではないでしょうか。
そのとき人が判断しているのは、
まさしく「見た目」に違いありません。

このことを考えると、
カイゼンをどこから始めるか、
どこから手をつければ良いかは明らかです。
すなわち、
顧客から目の届くところからカイゼンするということです。
商品はもちろんのこと、
店舗のファサード、看板、照明、陳列方法、
店主の接客の仕方から表情や服装などなど。

顧客が目にするところをカイゼンしていくことで、
あなたの店が変わった、良くなったと、
強く印象づけることができるはずです。

                                                               〈T.Kawa〉

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2009年1月15日 (木)

変わり続けることで生き続ける

200年以上続く米店です。
わずか3坪の売り場に、確かな目で選び抜いたこだわりの米が、
玄米のままで高密度に並べられています。
売り場の狭さが、かえって
手抜きのない、高揚感にあふれた店舗を創り上げています。

一朝一夕に出来上がったわけではありません。
米の販売が自由化されたことを契機に、
業務対応中心から家庭対応への転換、
生産者と顧客をつなぎたいという思い、
ごく少量でも精米し販売するスタイル、
インターネットによる販売、
・・・・・・・・・・・・
個店として生き続けるための様々な挑戦、
すべて自ら考え、手づくりで一つ一つ積み重ねられた結果です。

そして、老舗という言葉に甘んじることなく、さらに、
日々カイゼンが続けられています。
カイゼンを続け、
変わり続けることで生き続ける、
こだわりの個店として優れたモデルがここにあります。

                                                                      Photo 〈T.Kawa〉

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2009年1月 5日 (月)

「カイゼン」そして「かいぜん」

このブログの「カイゼン」という言葉は、
言うまでもありませんが、
トヨタ生産方式の一つとして海外でも知られる、
作業の見直し活動の名前を借りたものです。
カイゼンは、生産性の向上を目指す製造業の現場における
継続的な見直し活動として位置づけられています。

個店の経営では、
店舗と作業場や倉庫などの裏方が現場であり、顧客との接点となる場です。
この現場で、
ムリ、ムダ、ムダを無くす継続的なカイゼン活動を行い、
商品、顧客サービス、接客など個店に係るすべてをみがき直すことによって、
個店の魅力を高め、顧客とのつながりを復活させることを目指しています。
そして、
日々カイゼンを積み重ねる中で、
新たな飛躍への糸口をつかもうとするものでもあります。

同時に、
カイゼンによって、
24時間店舗に張りついている個店の皆さんにとって
「自分の自由になる時間」を生み出し、
それらを新たな取り組みや勉強や趣味に充てる、
ゆとりある経営を実現しようとするものでもあります。
それは、
生産性の向上を目指すカイゼンを土台として、
長期にわたって生き残る柔軟な個店経営を目指そうとするものであり、
いわばひらがなの「かいぜん」と言うほうが、
よりふさわしいのかもしれません。

                                                                                            〈T.Kawa〉

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2008年12月24日 (水)

年賀状

25日までに投函すれば、元旦に配達されるそうで、
毎年大晦日ぎりぎりになってしまうのですが、
昨日、なんとか年賀状を書き上げました。
去年は、賀状の面も宛名の面も、
両面ともパソコンのプリンターで印刷したので
あっという間に出来上がったのですが、
やはり、それでは申し訳ない気がしたのを思い出しました。
そこで、
今年は、一言だけでも、手書きで書き添えることと、
宛名も手書きにすることにして、
何とか間に合わせたというところです。
拙い字ですが、これも自分だということで満足しました。
やはり印刷したものより、手書きのほうが、
相手の顔を思い浮かべながら書くことで、
気持ちが伝わるように思えます。

店頭に置くメッセージボードは言うまでもなく、
個店から顧客へのダイレクトメールやお礼状も、
やはり手書きのほうが、
手間を掛けた分だけ、相手に気持ちが伝わるはずです。

                                                                  〈T.Kawa〉

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2008年11月21日 (金)

作業場はおもてに

商品として完成する前段の作業をしたり、調理をしたり、
下ごしらえをしたりするための作業場や調理場は、
店舗の奥に位置していて、
顧客の目にはふれないようにしているのが、ごく普通の店舗構成でしょう。
作業の手順を見せたくない、
汚れていたり、散らかっているところを見せたくないと考えるのが常識です。

昨今、
さまざまな偽装の問題など、顧客の目を欺くことで、
これまでの企業の信用を失墜するケースが後を絶ちません。
作業の工程をブラックボックスにしておけば、
顧客から見えないものと勘違いしているからなのかも知れません。

自店のこだわりの商品やこだわりの味を、自信をもって顧客に提供する、
そのためにも、
作業場は、顧客の目の届く「おもて」に出してしまいましょう。
場所を移すことが無理であれば、
作業場が見えるようにオープンにしてしまいましょう。
使っている素材、作業工程のすべてを見せることで、
改めて顧客の信頼を得ることができるはずです。

そして、何よりも
店主や従業員の作業をしているきびきびした動きが、
顧客から見えることで、
あなたの個店が生き生きとしたものに映るに違いありません。

                                                                                             〈T.Kawa〉

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2008年11月12日 (水)

ゲストブック

顧客が何を必要としているか、
顧客が何を考えているか、
個店にとって、あらゆる方法で
顧客とのコミュニケーションをとることが、
必要不可欠です。
店内のテーブルの上に、
顧客が何でも自由に記入できるゲストブックを置きます。
住所と名前が記入でき、意見や要望が記入できる、
しっかりした厚手の表紙のノートが最良ですが、
ただ紙をたばねただけのものでも構いません。
住所と名前で、ダイレクトメールを出すことができますが、
そればかりでなく、
ゲストブックに記載された要望や意見は、
個店にとって、
今後の経営方針を考える
大きなヒントを与えてくれるはずです。

                                                                 〈T.Kawa〉

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2008年11月10日 (月)

荷物置きが心づかい

商品を買って、いざ料金を支払おうとする時、
抱えている荷物やバッグをどうしようか、
持ったままだと、財布が取り出しにくい、
荷物やバッグを抱えている時の料金の支払いは、
いささか厄介なものです。
お年寄りが大変な思いをしている光景もよく見かけます。
そういうときに、
レジのそばに荷物置きやイスなどがあると助かります。
ちょっとした心づかいですが、
これも、おもてなしの大事な点ですし、
バリアフリーのひとつと言えましょう。

                                                             〈T.Kawa〉

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2008年10月22日 (水)

すきまに価値あり

個店が採るべき方向として、通常言われているのがニッチ戦略です。
ニッチ、即ちすきまを狙えということですね。
マーケティングで言うところの「競争別地位戦略」では、
企業の経営資源を相対的に量と質の面からとらえて、
次の4つに分類しています。
1 リーダー:経営資源の量と質が充実している企業、最大シェア確保へ全方位戦略
2 チャレンジャー:リーダーより資源の質に劣る企業、シェア確保へ差別化戦略
3 フォロワー:特筆すべき強みのない企業、生存利潤の獲得を目指して他社を模倣
4 ニッチャー:自社の強みを生かし、限られたマーケットの中でのリーダーを目指す
これらのうち、中小の個店は、ニッチャーとしての戦略をとって、
大型店やチェーン店とは異なる土俵で、
自店の魅力にさらに磨きを掛けて、生き残ろうというわけです。
確かなことは、ぜひマーケティングの教科書を見て下さい。

前ふりが、いささか長くなってしまいましたが、
本当のすきま、店と店との間のすきまのことを少し。
店頭や店内に気配り・目配りを怠らない店でも、隣の店との間までは、
なかなか行き届かないのが現状でしょう。
あるいは、権利のことに関係するために、気がついていても、
手を出さないというのが現状かも知れません。
その結果、
すきまは、不要なものの置場になったり、ゴミが散乱していたりして、
せっかくのきれいな店頭の雰囲気を台無しにしているケースがあります。
扉をつけている例や、目隠しをしているのは良い方です。
このやっかいな「すきま」を逆手にとって、
個店や商店街の価値を上げることを考えたいというわけです。

その一つが、すきまをキャンバスに見立てて、
若手アーティストの作品や知人の手づくり作品を展示することです。
フィギュアを置いたり、情報板として情報発信したり、PRすることもできそうです。
名づけて、ストリートギャラリー。
すきまを覗くと、そこにアートが。
商店街であるテーマを設定してまとまって実行できれば、
ストリートミュージアムとなって、商店街がもっと楽しくなるはずです。

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2008年10月19日 (日)

秋のけはい

秋晴れの、絶好のまち歩き日和でしたので、
「神楽坂まち飛びフェスタ2008」というイベントを見ようと、
神楽坂に行ってきました。
アーティストが自分の作品を直接販売する「アートマーケット」あり、
まちなみスケッチ会あり、ガイドツアーありで、楽しい雰囲気でした。

神楽坂は、まち歩きの人気エリアなので、イベントだからというわけでなく、
人通りが多くて、さすがに観光客も多いですね。
特に、女性のグループが多かったです。

観光客(というよりは、まち歩き客あるいは街なか観光客)が多いまちは、
個店の側が客に見られることを意識して、
店頭と店内への目配りと気配りがいきとどいています。
料亭などのある神楽坂のことですから、和のイメージや、
とりわけ、季節感を大事にしていることが分かります。
和菓子屋さんでは、栗をあしらったものが店頭に置かれていましたが、
こういうちょっとした心づかいが、秋のけはいを感じさせます。

あなたの店先では、秋のけはいが感じられますか。
                                                                                    〈T.Kawa〉

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