商店街のカイゼン

2009年7月11日 (土)

向こう三軒両隣

まちや商店街の活性化に取り組もうとするとき、
身の丈を超える大きなエリアや大きな組織は、
合意形成ができなかったり、
事業費が過大すぎて単なる夢に終わったりで、
往々にして活性化の取り組みを頓挫させがちです。

一歩踏み出さなければ、
衰退してしまったまちや商店街が変わらないのだとすれば、
むしろ、小規模な単位、チームと呼べるような小規模な組織を基に、
とりあえず、できることから始めるべきでしょう。

「向こう三軒両隣」の、日頃から気心の知れた、こだわりの個店による商業集積こそが、
個店の数こそ少ないながらも、
本来その地域に必要な息の長い事業に取り組めるのだと思います。

                                                                               〈T.Kawa〉

Photo

|

2009年3月29日 (日)

リフレッシュ応援隊

商店街にある個店の多くは、
店頭や店内を掃除して磨き上げたり、
商品陳列を手直ししたりすることで、
間違いなく、今より見違えるほど良くなるはずです。

高齢のご夫婦やおばあちゃんだけで店を続けられていて、
ともかく店を開けているだけでせいいっぱいという店であれば、
商店街全体を良くするためにも、
日常の清掃や改装が困難な個店のリフレッシュを、
応援する仕組みができないでしょうか。
例えば、
「リフレッシュ応援隊」なる「勝手連」的な組織をつくって、
個店の清掃や商品の陳列の見直しなどを
直接手助けできないものかと思います。
商店街や企業の若手経営者、あるいは地域の若手有志によって、
ボランティアグループ「リフレッシュ応援隊」を結成し、
商店街にある高齢の店主の方の個店を
順番にリフレッシュしていく仕組みをつくり上げます。
商店街全体で複数の個店のリフレッシュが済んだ時期に、
出てきた在庫をまとめて「ぼろ市」を開いて、
売上の一部をボランティアの方へ謝礼として支払う仕組みです。

ほんの少しの清掃や手直しで、
個店が見違えるように明るくなって、
商店街の雰囲気も、今までとは違うものになるはずです。

                                                                         〈T.Kawa〉

Photo

|

2009年2月15日 (日)

地産地消型商店街

このところ
中心市街地を活性化させたいということで
その計画づくりをお手伝いするために
様々なところに伺うのですが、
商店街の再生を考える際のポイントの一つとして、
今そこにあるものを、
できるだけ使う、使い切るということが上げられます。
地域にある産業や文化や福祉などを一つ一つつなぎ合わせ、
商店街がそのつながりの輪の中に足場を据えて、
地域内循環型の経済をつくり上げていくことが必要だと考えます。

商店街では、
大型店のような品揃えができるわけはありませんから、
むしろ、商店街のそれぞれの個店で、
その地域で生産されたり、製造されたりしたものを扱っていく。
地産地消と言えば、農作物がその代表ですが、
製造業などとも連携して、その製品を売っていくようにすれば、
人と経済の良好な連環が、少しずつでも生まれてきて、
商店街が生き続けることができるのではないでしょうか。
地産地消に徹した商店街づくりが
活性化の鍵になるのではと思います。

                                                                            〈T.Kawa〉

Photo

|

2008年12月 5日 (金)

駄菓子屋

自転車で商店街を通っているとき、
子ども達が集まっているので、
何事かと近づいてみると、そこに駄菓子屋が。

以前から駄菓子屋のことが気になって、
出張した先でも、まちの中を歩いてみる時に、
駄菓子屋があるかと探してみるのですが、
残念ながらほとんどなくなっています。

今、放課後の子ども達が
好きに過ごせる居場所が徐々になくなっています。
そうした中で、
駄菓子屋は、
子ども達どうしの会話や、店主とのやりとりなど
子ども達の居場所、子ども達を育てる環境として、
ますます大事な場になってきています。

空き店舗対策として、
商店街やNPO,さらには個人で
駄菓子屋を運営しているケースも出てきましたが、
経営的には、相当厳しい現状にあるようです。
まちぐるみでの支援で、何としても、
これからも、在り続けてほしいものです。

商店街に駄菓子屋を。

                               〈T.Kawa〉

Photo

| | コメント (0)

2008年10月31日 (金)

個店の「できること」を積み上げる

個店が「できることすべて」メニューをつくることをお勧めしました。
もし、あなたの店が商店街やグループに属しているのであれば、
各個店でつくられたメニューを持ち寄って、文字通り「寄り合い」を開きます。
各個店で書かれた「できること」をずらっと並べます。
きっと、壮大な眺めになるのではと思います。

これらの並べられた個店のメニューが、
あなたの店のある商店街やグループで「できること」というわけです。

一つの個店ではできないことも、
個店が寄り集まった商店街や個店のグループであれば、
できることがたくさんあるに違いありません。

個店ができることを積み上げたものは、
単純な足し算ではなくて、掛け算として、
今まで想像もできなかったことができるかも知れません。
商店街や個店のグループを活性化したいが、
何をすればよいかが分からない、というときに、
一度、この方法を試してみてはどうでしょうか。

                                                                          〈T.Kawa〉

| | コメント (0)

2008年10月23日 (木)

ひと月限りのカフェ

カフェというよりは休み処、無料休憩所。
2年前のちょうど今頃のことですが、墨田区内の商店街の空き店舗で、
1ヶ月の期間限定で、実験的にカフェを開店したことがありました。
営業許可の関係で、
飲み物を出して収入を得るまでのことはできなかったのですが、
テーブルとイスを置いて、
お茶のサービス程度はできる、休み処をオープンしてみました。
実際にやってみないと分からないことがたくさんあるものです。

わかったことの一つは、
商店街のような人が集まるところに、
地域の皆さんが自由に出入りできる場がぜひとも必要だということです。
わずかな期間でしたが、何人ものなじみの方ができました。
おばあちゃんが多かったようです。
このカフェが、高齢者の方の居場所になったということですが、
今のまちや商店街には、
高齢者の方にとどまらず、お母さん方や子ども達など、
地域の住民の方の居場所がないということです。
したがって、商店街を活性化するために考えるべきことは、
地域の皆さんにとっての居場所をつくることだと言えるかも知れません。

ひと月限りのカフェでしたが、とりあえず、やってみたから気づいたことです。
あなたの商店街でも、ぜひ期間限定で結構ですから、やってみませんか。
繰り返しになりますが、考えながら行動する、行動しながら考えましょう。
商店街でするためには合意が必要?
だったら、
あなたの店で勝手にカフェ。あなたの店が、
地域の皆さんの居場所になれば、きっと生き残っていけるはずです。

                                                                                                 〈T.Kawa〉

Photo

| | コメント (0)

2008年10月17日 (金)

ミニ水族館

地元の川にいる魚を店頭の水槽に入れたところ大きな反響が。
子供たちに地元の川のことをもっと知ってもらい、川をきれいにしてもらおうと、
朝霞市の本町商店会さんが始めた「ミニ水族館」は、
テレビや新聞に取り上げられるほど反響の大きいものになりました。

店頭のたいして大きくもない、自宅におくような大きさの水槽に、
ただ、地元の川魚を入れただけのことでした。
めだか、どじょう、はぜ、もろこ、コイ、フナ、なまず、たなごなど。
が、思わぬ効果が生まれました。
(もちろん勝手に魚を採っているのではなく、関係者の皆さんと協力して)

店の前を通る子どもたちが、興味を持って店頭の水槽をのぞき込む、
魚をきっかけとして、店主と顧客の会話が弾む、
予想外だったのが、
水槽を置いた店主同士が、
初めて魚を飼って、分からないことを互いに教えあう、
今お宅の店の魚の調子はということから話が始まるなど、
今まであまりなかった店主同士のコミュニケーションが増えたことだそうです。

子ども達や親が、地元の川に目を向けるようになったことで、
今後さらに良い結果に結びつくのではと期待させます。
これが、ペットショップなどで買ったカラフルできれいな魚を置いたのでは、
こうした結果は生まれなかったはずです。
地元の「もの」や「こと」を、もう一度見直す、
これが、思わぬすばらしい結果を生み出すということでしょう。

                                                                               〈T.Kawa〉

Photo

| | コメント (0)

2008年10月13日 (月)

商店街に森をつくる

今、商店街では空き店舗が増え続けており、歯止めが掛かりません。
空き店舗対策事業という形で、行政の補助事業なども用意されているので、
商店街では、
チャレンジショップをオープンするなどして、
何とか一件でも空き店舗を減らそうと、懸命の努力がされています。
できることは何でも取り組んでみるという対応以外に、
今のところ方法はないように思えます。
そこに至った要因は、周辺の人口が減ったことなど様々でしょうから、
何か一つのことをすれば元のような商店街に戻るというようなことは、
あり得ません。
そういう商店街でも、
行列のできるようなこだわりの店が1店でもできれば、
流れが変わるかも知れませんから、
今ある個店が踏ん張ることが何よりも大事でしょう。

もう既にある程度空き店舗が増えてしまって
暗いイメージになってしまった商店街、そういう商店街では、
店舗の経営者だけではなく、地権者の方にも協力して頂いて、
樹や花を植えませんか。テーマは、
商店街に森をつくる
森は少し言いすぎだとすると、雑木林のほうがふさわしいかも知れませんが。

緑は、まちや商店街の七難を隠す。
自店の前面の空いている箇所や隣の店との間、シャッターの下りた店の前、
店と店の間に挟まれた住宅の前などなど、
商店街に面した敷地で空いているところに、できるだけ樹を植えましょう。
たくさんの緑があれば、
シャッター通りの暗いイメージが、相当程度吹っ飛ぶはずです。

木立に囲まれた商店街、木立の中にこだわりの個店が見えかくれする。
店舗の密度は高くないけど、季節感にあふれて、
結構楽しいイメージのまちになるのではないでしょうか。

                                      〈T.Kawa〉Photo

| | コメント (0)